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賃貸でもできる防犯対策|玄関・窓・ベランダ別に優先度順で紹介

賃貸でもできる防犯対策|玄関・窓・ベランダ別に優先度順で紹介

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一人暮らしの賃貸マンションに住んでいると、「防犯対策をしたいけれど、賃貸だからどこまでやっていいのかわからない」と感じることはありませんか。

特にオートロックのない物件や築年数の古いマンションでは、防犯面の不安を感じやすいものです。

しかし、賃貸でも原状回復の範囲内でできる対策は数多くあります。

本記事では、賃貸マンションで実践できる防犯対策を「玄関」「窓・ベランダ」「日常習慣」の3つの観点から優先順位付きで紹介します。

何から始めればいいか迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

賃貸マンションが空き巣に狙われやすい理由と侵入手口

防犯対策を始める前に、まず賃貸マンションがなぜ狙われやすいのか、どのような手口で侵入されるのかを把握しておくことが大切です。

弱点を知ることで、限られた予算でも優先すべき対策が見えてきます。

オートロックなし・築古物件が狙われやすい理由

オートロックがない賃貸マンションや築年数の古い物件は、防犯設備が不十分なケースが多く、空き巣にとって侵入しやすいターゲットになりやすい傾向があります。

オートロックがなければエントランスを誰でも自由に通過でき、築古物件では玄関錠がピッキングに弱い旧型シリンダーのまま放置されていることも少なくありません。

共用部の照明が暗い、管理が行き届いていないといった環境面も、侵入者に「狙いやすい」と判断される要因になります。

警察庁のデータによると、共同住宅(3階以下)は住宅侵入窃盗の発生件数で一戸建てに次いで多く、特に低層階の被害が目立っています。

「オートロックがないから危険」と諦めるのではなく、弱点を把握したうえで個人でできる対策を一つずつ重ねていくことが重要です。

(引用:警察庁「令和5年の刑法犯に関する統計資料」

賃貸マンションで多い3つの侵入手口──無施錠・ピッキング・ガラス破り

賃貸マンションで多い侵入手口は

  1. 無施錠(鍵のかけ忘れ)
  2. ピッキング(鍵穴を操作して解錠する手口)
  3. ガラス破り

この3つです。

共同住宅では玄関からの侵入が最多で、次いで窓・ベランダからの侵入が続きます。

短時間の外出時に鍵をかけない「無施錠」が侵入手口の上位を占めており、ちょっとした油断が被害に直結してしまいます。

さらに、サムターン回し(ドアの内側にあるつまみを外部から操作して解錠する手口)やドアスコープからの覗き見なども報告されており、玄関ドアまわりの対策が特に重要といえるでしょう。

手口を知っておけば「何を防げばいいか」が明確になるため、対策を効率よく進めることができます。

玄関ドアの防犯対策──原状回復OKのグッズ4選

賃貸マンションでの侵入経路として最も多いのが玄関ドアです。

原状回復を気にせず取り付けられるグッズに絞って、優先度の高い対策を4つ紹介します。

いずれも工具不要または簡単な取り付けで完了するものを選びました。

補助錠で「ワンドア・ツーロック」にする

玄関ドアに補助錠を追加して「ワンドア・ツーロック(1つのドアに2つの鍵)」にすることが、賃貸でできる最も効果的な玄関の防犯対策です。

鍵が2つあるだけで侵入に倍の時間がかかり、空き巣が犯行を諦める確率が大幅に上がります。

空き巣は侵入に5分以上かかると約7割が撤退するとされています。

賃貸向けの補助錠は穴あけ不要で取り付けられるタイプが豊富に揃っています。

ドアの外側に挟み込むタイプなら、退去時にそのまま取り外せるため原状回復の心配もありません。

価格帯は2,000〜5,000円程度です。

工具不要で取り付けられるものが多いため、DIYが苦手な方でも問題なく導入できます。

サムターンカバーで内側からの不正解錠を防ぐ

サムターンカバーは、ドアの内側にあるつまみ(サムターン)を覆い、外部からの不正操作を防ぐ防犯グッズです。

サムターン回しとは、ドアポストやドアスコープの隙間から工具を差し込み、内側のつまみを回して解錠する手口を指します。

カバーを取り付けるだけで物理的にブロックできるため、対策としての確実性が高いのが特徴です。

粘着テープで貼り付けるタイプであれば、原状回復時にきれいに剥がせます

。価格は500〜1,500円程度と非常に手頃で、取り付けは貼るだけなので数分で完了します。

低コストかつ取り付けが簡単で、費用対効果の高さは全グッズの中でもトップクラスといえるでしょう。

ドアスコープカバーで覗き見と解錠を同時に防ぐ

ドアスコープ(のぞき穴)にカバーを取り付けることで、外部からの覗き見とドアスコープを利用した不正解錠の両方を防ぐことができます。

ドアスコープは外側から特殊なレンズを当てると室内の様子が見えてしまいます。

在宅・不在の確認手段として空き巣に悪用されるだけでなく、一人暮らしの女性が狙われるきっかけにもなりかねません。

カバー式は両面テープで貼り付けるだけで取り付け完了です。

価格は300〜1,000円程度と非常に安価で、見た目もシンプルで目立ちにくいものが多く揃っています。

数百円で玄関ドアの弱点を一つ潰せるため、最優先で導入しておきたいアイテムです。

防犯プレートでドアの隙間からの攻撃を防ぐ

防犯プレート(ガードプレート)は、ドアとドア枠の隙間を塞ぎ、バール等によるこじ破りを防止するグッズです。

築年数の古い賃貸マンションでは、ドアとドア枠の間に隙間があるケースが多く、バールを差し込んでこじ開ける手口に対して無防備な状態になっていることがあります。

ドア枠にはめ込むタイプや粘着テープで取り付けるタイプであれば、穴あけ不要で原状回復にも対応可能です。価格は1,000〜3,000円程度になります。

築古物件でドアの隙間が気になる場合は、補助錠と合わせて導入を検討してみてください。

▼ 賃貸向け防犯グッズの費用と原状回復対応まとめ

対策グッズ費用の目安取り付け原状回復
玄関用補助錠2,000〜5,000円挟み込み式○ 取り外すだけ
サムターンカバー500〜1,500円両面テープ○ 剥がすだけ
ドアスコープカバー300〜1,000円両面テープ○ 剥がすだけ
防犯プレート1,000〜3,000円はめ込み/テープ○ 取り外すだけ
窓用補助錠300〜1,000円/個はめ込み式○ 取り外すだけ
防犯フィルム2,000〜5,000円/枚水貼りタイプ推奨○ 剥がすだけ
センサーライト1,000〜3,000円マグネット/置き型○ 取り外すだけ
防犯カメラ(ワイヤレス)10,000〜30,000円マグネット/置き型○ 取り外すだけ

窓・ベランダの防犯対策──低層階ほど重要な3つの対策

玄関に次いで侵入経路として多いのが窓とベランダです。特にマンションの1〜2階は地上からのアクセスが容易なため、重点的な対策が必要になります。

原状回復可能な範囲で効果の高い対策を3つ紹介します。

窓用補助錠でクレセント錠の弱点を補う

窓のクレセント錠(半月型の鍵)だけでは防犯力が不十分なため、補助錠を追加して二重ロックにすることが最も優先度の高い窓の対策です。

クレセント錠はもともと気密性を保つための部品であり、防犯を目的とした鍵ではありません。

ガラスを小さく割ってクレセント錠を回すだけで簡単に開けられてしまいます。

サッシのレールにはめ込むタイプの補助錠であれば、工具不要で取り付けでき、退去時もそのまま取り外せます。

価格は1個300〜1,000円程度で、窓1枚につき上下2個の取り付けが推奨されます。

ワンコイン以下で始められる手軽さと効果の高さから、窓の防犯対策の第一歩として最適です。

防犯フィルムでガラス破りの時間を稼ぐ

窓ガラスに防犯フィルムを貼ることで、ガラスが割れても貫通しにくくなり、侵入までの時間を大幅に延ばすことができます。

空き巣はガラスを割って手を入れ、クレセント錠を開けるという手口を使います。

防犯フィルムが貼られていると、ガラスが割れても穴が開かないため、侵入を諦めさせる効果が期待できます。

賃貸の場合は水で貼るタイプを選べば、退去時にきれいに剥がせるため原状回復に対応可能です。

CPマーク(防犯性能の高い建物部品であることを示す認定マーク)付きの製品を選ぶとより確実でしょう。価格は1枚2,000〜5,000円程度です。

補助錠と組み合わせることで窓の防犯レベルが格段に上がるため、予算が許す範囲でぜひ導入を検討してみてください。

ベランダ側にはセンサーライトで「光」の威嚇を

ベランダからの侵入を防ぐには、人の動きを感知して自動点灯するセンサーライトの設置が効果的です。

空き巣は暗がりを好み、「人目につくこと」を最も嫌います。

ベランダに近づいた瞬間にライトが点灯すれば、心理的なプレッシャーを与え犯行を思いとどまらせる効果があります。

ソーラー充電式やマグネット式のセンサーライトであれば、配線工事不要でベランダの手すりや壁面に設置可能です。

賃貸でも穴あけなしで取り付けられるタイプが多く、価格は1,000〜3,000円程度になります。

特に1〜2階の低層階に住んでいる方は、ベランダの防犯対策としてまず導入を検討してみてください。

日常の防犯習慣──グッズだけに頼らない7つのポイント

防犯グッズの導入と合わせて、日常の行動習慣を見直すことも重要です。

お金をかけずに今日から実践できるポイントを整理しました。一人暮らしの方は特に意識しておきたい内容です。

施錠・郵便物・洗濯物──すぐに実践できる基本習慣

防犯の基本は「施錠の徹底」「郵便物の早期回収」「洗濯物の干し方」の3つを日常的に意識することです。

ゴミ出しやコンビニへの短時間の外出でも鍵をかけない習慣が、侵入被害の最大の原因になっています。

郵便物が溜まっている郵便受けは「留守の家」と判断されるサインになり、外に干した洗濯物から性別や家族構成を推測されてしまう可能性もあります。

  • 短時間の外出でも必ず施錠する
  • 郵便物はその日のうちに回収する
  • 洗濯物はできるだけ室内干しまたは浴室乾燥を使う
  • カーテンは外から中が見えにくい遮光タイプを選ぶ
  • 表札にフルネームを出さない
  • SNSにリアルタイムの外出情報を投稿しない
  • 夜道の「ながら歩き」をやめる

防犯グッズの導入以前に、日常習慣を見直すだけで空き巣に「狙いにくい家」という印象を与えることができます。

管理会社への相談と原状回復のルール

賃貸で防犯対策を行う際は、事前に管理会社や大家さんに相談しておくことで、退去時のトラブルを防ぐことができます。

賃貸物件の玄関ドアや窓は「共用部分」にあたるケースが多く、鍵の交換や設備の追加は無断で行うと原状回復の対象になる可能性があります。

一方で、両面テープやはめ込み式のグッズは取り外しが容易なため、一般的には原状回復の範囲内とみなされます。

▼ 事前相談が必要なもの・不要なものの目安

対策の内容事前相談
鍵の交換必要(管理会社・大家さんに相談)
防犯カメラの設置(共用部への影響あり)必要(撮影範囲の確認)
ドアや窓への穴あけを伴う作業必要
補助錠(はめ込み式)一般的に不要
サムターンカバー・ドアスコープカバー一般的に不要
窓用補助錠(レール取付)一般的に不要
防犯フィルム(水貼りタイプ)一般的に不要

「相談が必要なもの」と「自分の判断で導入できるもの」の線引きを知っておけば、安心して対策を進められます。

それでも不安なら──ホームセキュリティと防犯カメラという選択肢

防犯グッズと日常習慣の見直しで基本的な対策は完了しますが、さらに安心感を高めたい場合はホームセキュリティサービスや防犯カメラの導入も選択肢になります。

賃貸でも工事不要で使えるサービスや機器を紹介します。

賃貸OKの工事不要ホームセキュリティ

近年は工事不要・賃貸OKのホームセキュリティサービスが増えており、月額2,000〜4,000円程度から導入が可能です。

従来のホームセキュリティは工事が必要で賃貸では導入しづらいものでしたが、現在はワイヤレスセンサーやスマホ連携型のサービスが充実しています。

異常を検知するとスマホに通知が届き、駆けつけサービスが利用できるプランもあります。

大手ではセコムやALSOKが賃貸向けプランを提供しているほか、SwitchBotなどのスマートホーム機器を組み合わせてDIYでセキュリティを構築する方法もあります。

予算や不安の度合いに応じて、DIY対策の「上乗せ」として検討するのが現実的な使い方です。

賃貸でも使えるワイヤレス防犯カメラ

配線工事不要のワイヤレス防犯カメラであれば、賃貸マンションでも原状回復を気にせず導入できます。

防犯カメラは空き巣に対する強力な抑止力になるうえ、万が一被害に遭った場合の証拠映像も残すことが可能です。

近年はバッテリー式やソーラー充電式のモデルが増え、コンセント不要で設置場所を選ばなくなっています。

スマホアプリでリアルタイム映像を確認できるモデルや、家族とアカウントを共有できるモデルも登場しており、価格帯は1万〜3万円程度が主流です。

玄関前やベランダに設置する場合は、撮影範囲が共用部分や隣戸に及ばないよう角度の調整が必要になります。

防犯カメラの導入を検討している方は、賃貸での設置ルールを確認したうえで、工事不要のワイヤレスタイプを選ぶのが安心です。

まとめ

賃貸マンションの防犯対策は、「玄関の補助錠・サムターンカバー」「窓の補助錠・防犯フィルム」「日常の施錠習慣」の3つを軸に進めるのが効果的です。

いずれも原状回復の範囲内で導入でき、合計数千円から始められるものばかりです。

「賃貸だから何もできない」と諦める必要はありません。まずは週末にホームセンターやネット通販でグッズを揃え、できることから一つずつ取り組んでみてください。

防犯カメラの導入を検討している方は、工事不要で使えるワイヤレスタイプがおすすめです。

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